たりたの日記
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2007年02月01日(木) 「サロメ」つながり

今朝、日記に書いた通り図書館へ出かけたものの、事もあろうに、今日は休館日。この予期せぬ休刊日に当たったのはこれで2回目。

近くの図書館は小さくて蔵書が少ないから電車で大宮西部図書館へ出向いたのだが、一度ならず二度までも・・・HPにはこの日の休館日はなかったのに・・・。

ところが、仕事を終えて家に戻ってみると、昨日のミクシー日記に脚本家のkさんからコメントがあり、尾崎翠と「サロメ」との関係を教えていただいた。

<尾崎翠は「映画漫想」という連載エッセイの第2回で、チャップリンと並ぶお気に入り、アラ・ナジモヴァについて、実に熱を込めて語っています。そのナジモヴァ主演映画の中でも、評価していたのが「サロメ」と「椿姫」でした。活弁の澤登翠さんも、大の尾崎翠ファンです。
なお、尾崎翠を、もっとも早い時期の女性映画批評家の一人とする研究者もいます。>
 とのこと。

アラ・ナジモヴァ (1879.3/22〜1945.7/13) という女優の事も知ることができた。
さらに、検索で調べてゆくと2004年の「尾崎翠フォーラム」で、リヴィア・モネさんが「 サロメという故郷」とうい講演をされていることが分かり、講演抄録 まで知ることができた。

図書館ではとても、こういう情報は得られなかったに違いない。例の高橋批判の上野千鶴子の本「サヨナラ、学校化社会」に関しては、また次の機会に。読む必要がある本であれば、出会うのだろうが、今日はそうではなかったという事だ。

図書館が閉まっていたおかげで、2時間ほどの間、近くのファミレスで早めのお昼を取りながら読書ができた。高橋たか子の創作集「怪しみ」(1981年出版)をすっかり読んだ。
この本は4つの話のうち、タイトルになっている「怪しみ」しか読まずにいたのだった。読むことができてよかった。
もし図書館が開いていたら、この本を返して別の本を借りただろう。

これは、高橋氏がパリの修道院で観想生活をする最中で書かれて4編の短編からなるもので、「ロンリー・^ウーマン」の先にあるものが書かれていた。
高橋たか子という一人の女性が、渇望し、探し求めていったものを、読者が辿るということはなんと贅沢なことだろうかと思う。




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