たりたの日記
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2006年08月07日(月) |
人参を目の前にぶら下げて |
さて久しぶりの親指日記。昨日、宮崎から大分へやってきた。
夫の実家と私の実家の感覚と言うか、流儀と言うか、癖というか、そのライフスタイルの違いに毎度驚くのだが、今回は母の体調がずいぶ良いので気が楽だ。
今日は日頃母が気になっていて出来ないでいた押し入れの片付けやら座敷や仏壇の掃除、買い置きの食品で溢れ返っている台所と首にタオルをひっかけ、山行スタイルでがんがん片付けていく。この勢いで自分の家を掃除すればいいんだと、ここに来る度に思うのだが、我が家の掃除や片付けは、どういうわけか、この敵のようにやっつける心意気に欠け、またいつか、また今度と母親そっくりのわたしだ。DNAなんだよなぁと溜息つきつつもわたしはわたしに向かって語気を強める。 「お前には歳を取ったからといって家事を手伝ってくれる娘はいないんだぞ。体力がある内に生活がシンプルでスマートに回せるように機能的に整理整頓をしておかなければ、だんだん面倒臭くて手に負えなくなるぞ! 」と。
あの押し入れやあの引きだし、子供達が抜け出した後の残骸。実家のように贈答品や食品の山はないが本や古いビデオやレコード、手芸の材料や画材、教材やさまざまな書類と、わたしにはまた別のやっかいな物質の山があるのだ。 何とかこの片付けモードを持続させるべし。
さて、ともかくも、ここでの仕事は早くやっつけて山へ行きたいばかりに、目の前に人参ぶら下げた馬のようにいそいそとやっている事は確かだ。
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