たりたの日記
DiaryINDEX|past|will
2006年06月19日(月) |
膝のトラブル―転ばぬ先の杖 |
さて膝。前日は痛みという症状の他は何もなかったが、月曜日の朝起きてみると、膝はいっそう痛く、しかも膝全体がひどく腫れている。 これはどういうこと? 炎症の悪化? 昨日、ダンスの練習の時にYさんが言ってたことが思い出された。 5年前、膝に水が溜まってパンパンに腫れたことがあったと。この腫れは水かもしれない。 mGは医者へ行くべきだと昨日から主張していたが、ここはやはり整形外科に行くべきかな。会社を休んで連れて行ってくれるという有難い申し出を受けることにする。
医者は患部を見るなり、水が溜まっていますねと言い、その水に血液や他の物質が混じっていないか調べることも必要なので水を抜きましょうと、左膝の外側の部分に針をぶすり。 黄色の透き通った水がみるみる間に注射器に吸い取られる。これだけの水が溜まっていたら圧迫感を感じるし、鈍い痛みがあったはずだ。 それにしても、さすが専門家。あまりの手際の良さに驚く。
長時間に渡り、膝を酷使すると、もともと加齢で薄くなってきている軟骨が刺激される。骨は摩擦を和らげようとして骨水の分泌が過多になり、いわゆる膝に水が溜まることになるという説明。靱帯の炎症に加え、軟骨の炎症がトラブルの原因。 なるほど・・・・
レントゲンを撮り、痛みや炎症を抑えるのみ薬と、桂皮鎮痛消炎剤の湿布をもらい、松葉杖を手渡される。 早く治すためにはできるだけ患部を動かさないことらしい。病院内の移動は車椅子を押してもらい、家では松葉杖を使って極力左膝に力をかけないようにする。 今まで骨折などしたことがないので、車椅子も松葉杖も生まれて初めての体験だった。
さて、薬や道具の力を借りておとなしくしていれば2週間ほどで治るということが分かり、ひとまずほっとする。しかし問題はこれからの事。 レントゲン写真を見ると、あきらかに磨り減っている軟骨。医者は加齢による自然な減りですと言う。深刻な情況ではないのだろうが、今回の炎症の原因はやはり軟骨の減りに因るのだろうから、今のうちに対策を練らねば、ダンスも山もやれなくなってしまう!
家に戻って、ネットで膝の疾患に関していろいろと調べる。 膝痛予防と膝痛軽減のためのストレッチや筋トレがあることが分かった。膝が治ったらまず実行しよう。確かにここのところダンスばかりで、レッグカールなどでハムストリングを鍛えるトレーニングを怠っていた。膝に負担がかからないようにするためにはまず筋肉と6本の靱帯を鍛えることが必要だ。
また膝の痛みの原因が膝関節の表面を覆っている軟骨の擦り減りであるなら、年齢とともに減少していく軟骨の状態が改善されなければならない。 「グルコサミン」と「コンドロイチン」は擦り減った軟骨のクッションを復活させる働きのある主成分「プロテオグリカン」の生成をコントロールし、軟骨の衰えを遅らせ、傷んだ軟骨の修復をするとある。また、この2つの成分は、軟骨を分解する酵素の活動にブレーキをかけ損傷を抑えるなど、悪化を防ぎ、再生をうながす相乗効果を発揮するとある。この物質が含まれる食品やサプリメントを摂取することも考えてみよう。
また膝の負担を軽減するために、筋肉や靱帯の働きを補うサポーターもあるようだ。医者が開発した優れものもあるようなので、弱い膝が強化されるまではサポーターを付けて運動すると良いのだろう。
母親が膝の痛みを訴え、駅の階段の上り下りの苦痛を訴えていたが、まさか、わたしにもその問題が迫っているとは考えてもみなかった。身体年齢は20代などというデーターを真に受けて暢気に構えていたけれど、自分の年齢をしっかり見つめる必要があるな。体力になまじっか自信があると、加齢による身体の衰えに無防備になり、必要な対策が遅れるのだろう。
今回は痛手を蒙ったが、自分の身体を知る良い機会になった。 40代、50代のみなさん、どうぞ早めの対策を!
さて、松葉杖をついて午後の仕事にでかけるとしよう。
|