たりたの日記
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写真は地植えにしたクリスマスローズ。 クリスマスという名前がついているのに、花が咲くのは3月の半ば頃からだ。花の時期は長く、4月の末くらいまで咲いている。またこの時期には新しい葉が出て、花の株も一回り大きくなる。
パンジーやチューリップの鮮やかな花が咲き競う中で、この花は何とも地味で目立たないのだが、内面の美しさともいうべき、密やかな美しさがある。少しうつむき加減に咲く花は他に見られる為にではなく、ひたすら自分に向かって咲いているような風情がある。
この花を花瓶に挿し、テーブルに置いて眺めたいと思いながら、いつも花を切るのが躊躇われる。庭の片隅こそが、この花の似合う場所のように思えるから。
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昨日の日記に書いたさとみちゃんが、東京の大学に通う娘に合うために上京してきたので、10日の午後、雨の中、都内へ。 この日はさとみちゃんの他に、彼女の長女、そして愛媛の教会で親しくしていたという若いカップルとも初めて顔を合わせ、いっしょに食事をしたり、お茶を飲んだりと楽しい時を過ごした。
その若いカップルというのは、牧師をめざし、神学校へ通い始めたM君と、彼を支えるKさん。まっすぐで深い眼差しをした何ともすがすがしい二人だった。 彼らが通っている吉祥寺教会へも案内していただく。あいにく牧師が不在だったが、また訪ねる機会があることだろう。
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