たりたの日記
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写真は少し時を遡って4月5日。ふるさと豊後大野市の桜の名所、内山観音の桜を観る。ここの桜、特に様々な色合いの山桜がわたしは好きだ。
子供の頃、ここを会場に催される「桜スケッチ大会」には毎年出かけた。低学年の頃は弟といっしょに父に連れられて、大きくなってからは友だちと出かけた。というのも、このスケッチ大会にはスポンサーが付くので、入賞すると、賞状の他に、メダルや魅力的な賞品がもらえたからだった。 このスケッチ大会の後にも、小学校のお別れ遠足とお見知り遠足はここだったから1年に少なくとも3、4回は訪れる場所だった。
この日、このなつかしい場所へ、やはりなつかしい幼馴染(といってもわたしより4級年下の妹分)のさとみちゃんと二人で訪れた。彼女は愛媛に嫁いでおり、わたし同様ちょうど里帰りをしているのだった。前の晩、彼女の実家を訪ね、山岳部に入っているという高校生になる彼女の息子にも初めて会ったところだった。
山辺を歩きながらさとみちゃんと話したことは興味深かった。彼女がエコリーダーという、自然環境保護の教育に携わっていることは聞いていたが、山に入っていろいろな植物を調べたり、キャンプディレクターの資格を取り、子供たちのサマーキャンプを企画したりと、自然に関する様々な活動をしているのだった。
当然、地元の石鎚山(日本百名山のひとつ)は、彼女のテリトリー、何度も 登ったりキャンプしたりしているということだった。 前からぜひ愛媛へと誘われていたのだが、山となれば俄然その気になる。 今度の夏の帰省の折には大分からフェリーで四国へ渡り、石鎚山へ登ろう。
それにしても、今回は祖母山へ案内してくれた幼馴染といい、さとみちゃんといい、思いがけなく山仲間を得ることができた。
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