たりたの日記
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2006年03月16日(木) |
Hの卒業通知が届いた日 |
3月15日、長男Hの卒業発表の日。 入試発表のように大学には卒業者の学籍番号が貼りだされるらしく、それを見に行くのが一番早いのだが、そこに番号が無ければその落胆は大きい。 卒業が発表されれば、大学から親元に卒業式の案内状が届くことになっているというで、待つことにした。 物事には始めがあれば終わりがある。しかしHの場合、終わりがきちんと来るのだろうかと、ここのところ、我々の心配の種になっていたのだ。
翌日、郵便受けに白い四角封筒を見つけた時は安堵した。 去年、この時期に送られてきた留年通知書は、ぺらぺらの薄い紙を二つに折って張り合わせたものだったから、この白い封筒は卒業式の招待状に違いなかった。
卒業式は3月24日。 わたしはすでに大分だから出席することはできない。 本人も式には出る気配はないし、父親は、自分も出なかったし、そんなのいいよと我が家はそんな具合。 けれど、わたしはちょっと思い入れがある。こっちにいれば、わたし一人でも式に出かけたかもしれない。 息子の卒業式はある意味、わたしの卒業式でもあるような気がするからだ。
5年前、この日記を書き始めて間もない頃、Hの入学式に出た時の事を2001年4月4日の日記に書いた。 あの時、これはわたしの入学式だと思った。これからわたしもまた大学生の自分を生き直そうと密かに決意したのだった。 この5年間を振り返ってみると、仕事もしたが、良く学び、良く遊び、よく動いたなと思う。部活や同好会のような仲間との出会いもあったし、ゼミもあった。合宿に発表会、打ち上げ、飲み会、まるで大学生活のようだった。
さて、Hも無事卒業した事だし、わたしも50歳を迎える。50になればもう居直るしかない。決して誰からも若いなどと言われることのない年だもの。でも、ここからが本番、今まではリハーサル。 気合いれなきゃ。 どんな50代を生きるのか、4月3日の誕生日までによおく考えることにしよう。
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