たりたの日記
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2006年02月21日(火) 四歳児の眼

つくしんぼ保育室でのこと。
「あ〜、この前のギターとちがう!」
わたしがギターを弾いている教室に入ってくるなり、四歳児のしんやが叫んだ。
「え、分かるの?新しいギターなんだよ。どうして分かったの?」
「ほら、ここのところが銀色だもん」
しんやは弦を巻いているねじの部分を指差す。
先週持ってきていたギターのねじの部分を思い出そうとしてみたが、
とっさには思い出せなかった。
きっとしんやはギターのその部分が気に入って、よおく目に焼き付けていたに違いない。
1週間も時間が経っているのにその記憶が消えないでいたのだろう。
四歳児、侮れない。
よい音が出るギターに変えて良かった。きっと彼らの耳も侮れない。
音にしても言葉にしても絵にしても、より良いものを渡さなくてはと思った。


たりたくみ |MAILHomePage

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