たりたの日記
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教会の暦では今日からアドベント、待降節に入り、クリスマスまでの4週間続きます。
シンボルの色は紫。 祭壇にかける布や牧師の身につける装身具、またバナーなどの壁飾りは紫色で統一されています。 紫はまたキリストの受難を意味する色でもあり、レント、受難節にもやはり紫色が使われます。
左は毎年この季節に掛けられる、アドベントのバナー。 バナーはそれぞれの教会で手作りされる布の飾り旗のことで、 教会暦に合わせて、またその日の聖書の箇所にちなんだデザインのものに合うよう、その都度、掛け替えられます。
これは、アドベントクランツ。 紫色のろうそくが4本立てられています。今日はその中の1本のろうそくだけに、火が灯りました。 来週の日曜日には2本、そしてその次は3本。 4本灯るとクリスマス、降誕祭です。
アドベントのはじまりの今日は、またイエスのエルサレム入場を記念する棕櫚の主日、パームサンデーでもあります。棕櫚の葉を手にしたユダヤの人々から歓迎を受けたイエスはそれからいくらもたたない内に十字架の刑に処せられます。
イエスがエルサレムに入られる時、イエスは、威風堂々とした馬に乗って勇ましく入場する王のようではありませんでした。 予言の通り、子ロバの背に乗ってやってくる武器も持たない王の姿でした。 イエスの持つ武具は愛、それも自らを捨てるという、極みにある愛、それだけ。
街が賑やかなイルミネーションで飾られるこの時期ですが、礼拝堂には息を詰めて主を待ち望む、冴え冴えとした空気が漲ります。
< マルコによる福音書 11:1−11 >
1 一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山のふもとにあるベトファゲとベタニアにさしかかったとき、イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、
2 言われた。「向こうの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、まだだれも乗ったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。それをほどいて、連れて来なさい。
3 もし、だれかが、『なぜ、そんなことをするのか』と言ったら、『主がお入り用なのです。すぐここにお返しになります』と言いなさい。」
4 二人は、出かけて行くと、表通りの戸口に子ろばのつないであるのを見つけたので、それをほどいた。
5 すると、そこに居合わせたある人々が、「その子ろばをほどいてどうするのか」と言った。
6 二人が、イエスの言われたとおり話すと、許してくれた。
7 二人が子ろばを連れてイエスのところに戻って来て、その上に自分の服をかけると、イエスはそれにお乗りになった。
8 多くの人が自分の服を道に敷き、また、ほかの人々は野原から葉の付いた枝を切って来て道に敷いた。
9 そして、前を行く者も後に従う者も叫んだ。「ホサナ。主の名によって来られる方に、、祝福があるように。
10 我らの父ダビデの来るべき国に、、祝福があるように。いと高きところにホサナ。」
11 こうして、イエスはエルサレムに着いて、神殿の境内に入り、辺りの様子を見て回った後、もはや夕方になったので、十二人を連れてベタニアへ出て行かれた。
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