たりたの日記
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2005年11月07日(月) |
秋の植え込みをした日 |
毎年、秋の植え込みをした日のことは日記に記すようにしています。植える時期やその年の球根や苗の種類を記録するためです。以前はガーデニング日誌なるものを付けていたのですが、このところは、この日記がその役目も果たしています。ノートの類は靴下と同様、きまってどこかへ雲隠れしてしまうものですから・・・
秋の植え込みは一番大切な植え込みです。 というのも、この時に、春に咲く、チューリップやムスカリなどの球根をパンジーやヴィオラといっしょに植えつけるからです。6ヶ月先のガーデンを思い描きながら丁寧な作業をしないと、春に良い結果が得られません。
今年はチューリップの球根に少しこだわりました。 例年はもう9月頃に、生協のカタログで食品などといっしょに注文するのですが、今年は球根のことをすっかり忘れていました。今から注文したのでは遅くなってしまうので、昨日ドイトへ行って買ってきたのでした。 ドイトに来たのも久し振り。10年ほど前突然ガーデニングに目覚めた頃は、毎週末に行くところはドイトやその他のガーデニングの店と決っていました。あの頃はおそらく、頭の中は花やハーブのことでいっぱでした。それからすれば、ガーデニングの熱はずいぶん冷めましたね。いえ、人並みに落ち着いたということでしょう。
やはりお店は違います。ありとあらゆる種類のチューリップの球根がありました。生協のカタログよりもやや高価ですが目新しい球根が目を引きます。今年の最新品種なるものが何種類か出ていました。不思議な色あい、そして形。 手にしている球根が我が家の庭に咲き出した様子を思い浮かべ、しばしうっとり・・・。 どれにしようかとさんざん迷ったあげく、2005年チューリップ最新品種から3種類の球根を選びました。ピンクとオレンジの混ざったような不思議な色の華やかな八重咲き、「ピンクスター」。ちょっと渋いオレンジ色で、すっきりとした卵型の大人っぽいムードの「カイロ」。「ついに実現したバージンホワイトのチューリップ」というキャッチにふらっとなってしまった純白の「ロイヤルバージン」。どれも8球入り。その他に、赤紫色の「ネグりタ」という品種を12球。 これらのチューリップといっしょに寄せ植えするヴィオラやパンジー、白い小花がたくさん咲くスイートアリッサムの苗、加えて、寄せ植え用のコンテナも新調。
今日はガーデニングには最高のお天気。午前中に家事をすませ、午後から庭仕事。前の日に買っておいたチューリップの球根や花の苗の他に、前にいただいていたユリの球根と、今年の春に掘り起こしておいたムスカリの球根をどっさり植えました。 このムスカリ、ずいぶん前に20球買って植えたもの。それから毎年3倍ずつ増えるので、相当な量になるのです。チューリップの球根がムスカリのように毎年買わずに植えられればどんなにいいだろうと思うのですが、チューリップは掘り起こした球根を植えても、葉が出て来るだけで、なかなか花が咲きません。
同じ球根のシクラメンもたいてい1シーズンのみで花は終わるのですが、今年は、去年の暮れにいただいたシクラメンが夏の間に葉を茂らせ、今月に入ってからひとつ、ふたつと花を咲かせ始めました。まだ蕾もたくさん上がってきていますから、しばらく楽しめることでしょう。夏の間、その存在をすっかり忘れていたのに・・・せいぜいこれから大切にします。
2時間もあれば済むと思っていた久々のガーデニング、植え込みの他にもやることは次々にでてきて仕事が終わる頃は薄暗くなっていました。 さて、球根や苗を育ててくれるのは土と水と太陽ですが、それがすくすくと元気に育つためには、いつも見て、言葉かけまではいかなくても目をかけてやらなくてはなりません。秋から春にかけて、ちょうど球根が土の中で眠っている間は、気持ちをそちらに向けている時期ということになります。 これから寒くなると庭の植物はずんずん枯れ、淋しくなってしまうのですが、土の中ではここから春の準備が始まるというわけです。
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