たりたの日記
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2005年10月16日(日) |
蛇がだましたので、食べてしまいました |
午前中、教会学校と礼拝。 午後、「伊集の花」最後の合同練習と11月5日のステージのダンスの練習。いよいよ本番は一週間後となる。 教会学校では創世記3章、「へびの誘惑」の話をする。
教会学校でのお話 ( 創世記 3章 )
はじめに作られた男アダムは、はじめにつくられた女とともにエデンの園に住んでいました。二人は他の動物たちと同じように裸でしたがはずかしくはありませんでした。 園の真ん中にある知識の木以外のどの木からも果実を取って食べて良いと神から言われていたので、二人ともお腹の空く事はなかったのです。
ところが、そこに蛇がいました。神がつくられた野の生き物の中でいちばんかしこい蛇。蛇はある時、女に言いました。 「園のどの木からも食べてはいけないなどと神さまは言ったのかい」と。 いったい蛇は何をたくらんでいるのでしょう。とてもいじわるな言い方です。 女は蛇のたくらみには気づかなかったことでしょう。こういいました。 「わたしたちは園の木の果実を食べていいのよ。でも中央にある木の果実だけは食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけないからと神様はおっしゃったの」
すると蛇は今度はこんな事を言ってきました。 「死んだりするわけないよ。それを食べると目が開け、神のように良い事と悪い事を知るようになるのさ。神さまはその事が分かってるから食べちゃいけないっていったのさ」 女はその木を見ました。そうするとその実はとってもおいしそうで、蛇が言うように、食べると賢くなるような気がしてきました。そうするともう食べたくてしかたがなくなりました。女は思わず手を伸ばして、その木から木の実をもぎ取り、そのまま食べてしまいました。あんまりおいしかったので、もうひとつ取って、そばにいるアダムにもあげたのです。そうするとアダムもその実を食べてしまいました。
さて、その実を食べた二人に変化が起きました。確かに蛇が言ったように二人は死ぬことはなかったのです。けれども、今まで裸でいて恥ずかしいとは思わなかった二人は裸でいることが急にはずかしくなり、二人はいちじくの葉っぱをつづり合わせて、腰のまわりを覆ったのです。
その日、風が吹くころ、神さまが園の中を歩く音が聞こえてきました。その音を聞いた男と女は神さまから隠れて木の間に隠れました。しかし、神さまはアダムを呼びました。 「どこにいるのか」 「あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなって隠れているのです。だってわたしは裸なのですから」 「お前が裸でいることを誰が教えたのか。さては、食べてはいけないと言っていたあの木から実を取って食べたのだな」
「あなたがわたしといっしょに暮らすようにしてくださった女が木から実を取ってわたしにくれたのです。だからわたしは食べたのです」 アダムは神様との約束をやぶったことをあやまらないで女のせいにしましたよ。 神さまは女の方を見ていいました。 「何ということをしたのか」 「蛇がわたしをだましたのです。それでわたしは食べてしまいました」 あれあれ、女もごめんなさいとは言わずに蛇のせいにしています。 神さまは蛇にむかっていいました。 「このようなことをしたお前はあらゆる動物の中で呪われるものになる。這い回って塵を食べるのだ。人間たちはとお前はお互いに敵となる。お前を見れば、その頭を砕こうとし、お前は人間のかかとに噛み付こうとするだろう」 神さまは女にもいいました。 「わたしはお前が子どもを産む時の苦しさを大きくする。お前は苦しんで子を産むのだ。そしてお前は男を求め、男がお前を支配する」 そしてアダムにはこういいました。 「お前は女の言うことを聞いて、取って食べるなと命じていた木から取って食べた。お前の故に地はのろわれたものになった。お前は一生食べ物を得ようと苦しむ。草を食べようとするおまえに、土はあざみといばらを生えさせるだろう。お前は死んで土に帰るまで、汗を流して食べ物を得るのだ。そしてお前は塵からつくられたのだから塵に返る」
神さまは女にエバ(命)という名前をつけました。彼女がすべて命あるものの母となったからです。そして神さまはアダムとエバに動物の皮で衣を作って着せました。 神さまとの約束をやぶった人間ですが、神さまは、もうこんな人間なんていらない、この地上から消してしまおうとは思わなかったのですね。はずかしがる人間に、服を与えました。でも罰はあります。約束を守れなかったもう人間は信用されません。 「人間は神のように、善悪を知る者になった。今は命の木からも取って食べ、永遠に生きる者になるかもしれない」と言い、アダムとエバをそのエデンの園から追い出しました。そして命の木を守るために、エデンの園の東にケルビムときらめく炎の剣を置きました。
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