たりたの日記
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2005年08月21日(日) |
飲み語り笑い踊りて晩夏ゆく |
ここへ来るまで、宴会なるものとはなぜか無縁に時が過ぎた。 学生時代の4年間と教員時代の2年間はそういう機会も無くはなかったが、その後20数年は子育て中ということもあり、またお酒も好きではなかったから、宴にはさっぱり縁がなかったのだ。
時は巡ってくるものである。 わいわいと仲間で飲む。飲んだ勢いで踊り、立ち上がって歌まで歌ってしまうわたしを別のわたしがあきれている。あきれながらも、今までやり残した事をやって辻褄を合わせをしているのだろうと、どこかで了解している。
そう、長い人間の歴史の中で、人は集い、酒食を共にし、歌を歌い、踊りを踊ってきたのだった。これは新しいことではなく、古からの習慣。大切な人の営み。この歳でそのことの楽しさを知ることができてよかったことだ。
それにしてもこのM'Sのダンス仲間は実に個性がくっきりとしている。それぞれが際立っていると言っていい。一人として○○風というのがないのは、それぞれが仮面を取っ払った素顔で対面しているからなのだろう。 それぞれの個性がおいしい料理になり、愉快な語りになり、美しい音楽になり、熱狂的な踊りとなる。その色合いも微妙で深みがあり、心に沁み込んでくる。 子供達は実に子供らしく遊び、また踊っていた。彼女たちしか持っていないエネルギーは見ているだけで心地よい。
こうして少し時間が過ぎてみると、楽しんだのが人の持つ色、エネルギーだったという事がよく分かる。自分の持ち物ではないエネルギーに接触し、心に様々な変化が起こっていることに気づく。
さてこの夏に予定していた大きなイベントが終わり、夏が逝こうとしている。
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