たりたの日記
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2005年08月19日(金) |
新型の冷蔵庫なり奇音たて |
後になったが、このことを記しておこう。 今日冷蔵庫を変えた。
アメリカから帰国してすぐ、まず買ったものが冷蔵庫だった。 狭い社宅の台所に押し込むためには58cm×58cmのマンションサイズ。 アメリカのキッチンにあったものの半分の大きさ。 その冷蔵庫は散々な酷使にも耐え、我が家4人の食料を12年に渡りキープし続けてくれた。 新しい冷蔵庫が来る朝、古い冷蔵庫を拭きながら、お礼を申し上げる。 ちょっと涙も出る。長かったものねえ、付き合いが。
さて、新しい冷蔵庫が無事、我が家の台所へ収まった。 新型の冷蔵庫は至れり尽くせりである。 話には聞いていたが、魔法のポケットよろしく、氷がなくなれば、自動的に氷を作ってくれる、実に感心な冷蔵庫だ。 アメリカの冷蔵庫は子供が丸ごと入れるほど大きくても、魔法の氷ポケットはついていないに違いないと勝手に優越感を抱く。
冷蔵庫を入れるに伴い不要なものを処分すると、台所はいかにも機能的な、まともなものに変身した。人間らしい暮らしになったねと冷蔵庫からビールを取り出す度に同居人も感心する。 今までは何を入れるにも取り出すにもゴソゴソと隙間を作ったり、探し出したりという行為が伴い、おおよそスマートではなかった。
さて、冷蔵庫がはじめてやってきたその夜。深夜の台所からゴトゴトという奇妙な音がしてぎょっとした。聞いたこともない音だったからである。 ほどなく、音の主が判明した。ようやく準備が整い、氷を製造し始めた冷蔵庫が出来上がった氷をケースに落とした音だったのだ。 二人して初氷にニンマリしたのは言うまでもない。
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