たりたの日記
DiaryINDEXpastwill


2005年02月13日(日) 荒野の誘惑

教会暦では先週の水曜日(灰の水曜日)2月9日から受難節(レント)に入りました。キリストの十字架の道行きを3月27日の復活祭(イースター)まで辿っていくわけです。

今日の受難節第一主日の福音書の箇所はイエスが40日間、荒野で断食をし、悪魔の誘惑に会うという箇所でした。悪魔との対決。このテーマではこの日記で以前に書きましたが、今日説教を聞きながら、また新たな発見、新しい理解が加わった思いがしました。

折りしも、翌日のゼミの課題の中にカフカの「断食芸人」という作品があり、その作品を読む上でも、気づきのようなものがありました。
それら、もろもろのことをもっと考えてみたいと思います。まだ文章としてはまとまりません。また今は時間もありません。

そのうち、ここへ戻ってきて続きとして書くか、新たに書くことになるかと思います。とりあえず、聖書の箇所だけ載せておきます。


悪魔とはわたし達にとってどのようなものなのでしょうか。
また荒野とは。

ある意味、わたし達が生きているこの世界そのものが荒野であり、日々悪魔の誘惑に晒されているのだと思います。けれども、そこには神の眼差しが注がれているということ。






マタイによる福音書 4章1節〜11節

 1:さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。
2:そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。
3:すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」
4:イエスはお答えになった。
 「『人はパンだけで生きるものではない。
  神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』
 と書いてある。」
5:次に、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、
6:言った。
 「神の子なら、飛び降りたらどうだ。
  『神があなたのために天使たちに命じると、
  あなたの足が石に打ち当ることのないように、
  天使たちは手であなたを支える』
 と書いてある。」
7:イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』とも書いてある」と言われた。
8:更に、悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、
9:「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これをみんな与えよう」と言った。
10:すると、イエスは言われた。「退け、サタン。
   『あなたの神である主を拝み、
   ただ主に仕えよ』
 と書いてある。」
11:そこで、悪魔は離れ去った。すると、天使たちが来てイエスに仕えた。


たりたくみ |MAILHomePage

My追加