たりたの日記
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早いのか遅いのか、家から離れ実家で寝泊まりして今日で6日目。わたしの帰省の目的は実家の掃除や片付けなので、そういう仕事はそれなりに進んではいます。今日は家じゅうのカーテンを洗ったり網戸を拭いたり、ゴミを燃やしたり。
でもね、わたしの生活空間ではない場所でいろいろやるというのはかなりストレスがたまるもんです。 この家は昔からとにかく物が多い。物が多いというのは生活が繁雑になり、まるで物に生活が支配されているようなフラストレーションが起こります。
「おかあさん、これ40年前のカーディガンじゃない、もうずっと着てないでしょ!」 確かにまだ着れます。しかし機械編みの固くて重いその服はさすがに着る気はしないでしょう。 「必要ないものは捨てなくちゃ、時間もスペースもロスしちゃうよ」とわたしは口やかましい娘になってしまいます。で、こっそり思うんです。わたしには娘がいなくてよかったと。
だってね、きっとそっくりな事を言われると思うの。わたしが。
「お母さん、いったいどういうわけで二十歳の時の服なんかしまい込んでるの!」 わたしの娘だったらきっとそう言うでしょう。
さ、娘はいなくても、年明けに家に戻ったら大掃除しよっと。
「娘の目」で不用な物を情け容赦なく捨てるのです。 「こんなものとっといてどうするつもりっ!」 と。
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