たりたの日記
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2004年09月22日(水) 今日したこと、考えたことなど

もう9月も終わりに近づいているというのになんて暑い。
今日は午前中につくしんぼ保育室の「幼児とお母さんの英語クラス」
急ぎ夕食の準備。ポテトサラダを山のように作る。洗濯物も乾いているので取り込む。
午後から英語学校で幼児とお母さんのクラスと年長児クラス。
その後ミーティングと来週のクラスの準備。教会学校の礼拝のためのオルガンの練習と讃美の集いの準備。会社帰りの同居人mGと共に9時前に帰宅。遅い夕食。

通勤の電車の中と空いた時間、この土曜日に参加しようとしている正津勉ゼミのテキスト、富岡多恵子の「遠い空」を繰り返し熟読。この作家のエッセイをおもしろく読んだ記憶があるが、小説は読みかけたものの、入っていけずに止めた。ところがこの「遠い空」は最初の一行目から最後まで、引き込まれた。

初めて覚える読書後の感覚があった。この甘さのなさ加減はどうだろう。わたしの書くものやその方向が砂糖まみれの甘ったるい感じがしてくる。同時に何か背中をドンと突っつかれるような感じ。同じ女として、彼女の書いているその世界、そこに起こる感情は自分のことのように分かるということに気が付く。しかし、わたしはそういうものを表現しようとか書こうとかまるで考えてみたこともなかった。意識に上らせることすらなかった。そういうわたしというのは何なのだろう。そうして、それを書く彼女というのはどういう人なのだろう。

ゼミでどんな話しがされるのだろう。この作品がどのように読まれるのかということの興味が未知の世界へ出かけることの不安に勝っている。
こうして知らない世界と出会いが続く。
そのことの意味は、最初は少しも分らない。けれど、後になってから、その事の必然がちゃんと見えてくることはもう学習済み。
だからやってくるものには可能な限り背を向けないで、向かっていくというのがわたし流。


たりたくみ |MAILHomePage

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