たりたの日記
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2004年09月09日(木) おもしろいアート

一日遅れだが、この日の事を記しておこう。
午後、桶川市の古い日本家屋をギャラリやお茶室にしたところで開かれているダテくんの個展へ行き、そこで、マオさんや真春さんと久しぶりにお会いした。ダテくんとはミュージカルの公演以来だから1年半ぶりだ。あの時には大道具、小道具、黒子になって舞台を支えてくれる役だったけれど、彼自身はもともと表現する人だったのだと改めて知る。ダテくんの作品を見ることができてよかった。

彼の作品はいわゆる壁に掛かった絵や、テーブルの上に置かれたオブジェではない。いろいろなところから集めたおもちゃや古い道具や古着、そんなものと、彼の描いたデッサン画が、たとえば引き出しの中とか、お膳の上とかに並べられてある。わたしには馴染みのないアートだが、常識を覆されるようなところがあっておもしろかった。

マオさんからは、彼女の継母が中国に残してきた子供達を探し出して、継母との再会を果たさせるという、つい先頃の一大プロジェクトの話を伺った。わたしなら到底やれないことだなあと、またもやその人の並々ならない行動力と意志力に圧倒される。ミュージカルにしても、一人彼女のパワーに寄るものだったと、時間が経つほどに思うのだ。
きっと、いつか、マオさんのこうした産みの苦しみが書くという行為の中で結実していくのだろう。


たりたくみ |MAILHomePage

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