たりたの日記
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2004年08月24日(火) おやゆび日記#7

ふるさとにはふるさとの時間があり、ふるさとにはふるさとの人が在るということに、わたしはいつも新しく驚く。

昨日は父を見舞った帰りの駅で
中学校の時の後輩にばったり会う。名前を呼ばれそちらを向くと、そこに居る人の顏に真新しいセーラー服の目のくるくるした女の子がだぶる。あの子だ!無口でおとなしかったその子は
今や教職員組合の執行部でバリバリやっている元気な中堅の小学校教師だった。あの人は、この人はと、もう30年以上も会っていない人の消息を尋ねる。わたしと同級で確か1、2度喧嘩した彼女の兄貴は神経内科の医者で文章を書いたり講演をしていると聞き、へぇ〜、あの子が、と驚いたりした。


今日は、母が近ごろ門徒になり、御詠歌の練習に通っているお寺を初めて訪ねた。
寺庭さん(お寺の奥さん)が、わたしのエッセイ集を気に入ってくださり、みなさんに紹介してくださったと 母から聞いていたのでご挨拶にと思ったのだ。
彼女はわたしより4級上で、高校と大学の先輩だということが分かり、共通の知人や教師の話題に花が咲いた。
末娘で5年生のMちゃんは、わたし達のために、素敵なデザートを作ってくれる。Mちゃんは母が入院していた時、一人でお見舞いに来てくれたと聞き、感激していたのだ。一人で暮らす母の回りにこういう暖かい人達との関係があることがとてもうれしい。


たりたくみ |MAILHomePage

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