たりたの日記
DiaryINDEX|past|will
| 2004年06月30日(水) |
「まだ遠い光」、読み終える |
わたしは本に限らず、活字を読むのが遅い。 活字に限らず、何においてもスローなのではあるが。 しかし昨日の日記に書いた「家族狩り」第5部「まだ遠い光り」を一息に読んでしまった。すでに寝なければいけない時間をとっくに過ぎているのに、読み終えるまでは寝るわけにはいかないという気分に陥ってしまって、ようやく500ページあまりの文庫本の最後のページを読み終えたのは深夜2時半だった。
まだ読んでいない方のために、ネタバレは避けなくてはならないし、あまりに先を急ぎ過ぎながら読んだために、まだじゅうぶんに自分の考えがまとまっていない。 言えることは、考えないわけにはいかないだろうということだ。家族の病、幼児虐待、家庭内暴力、そして、なにより人間に巧妙に入りこみ、そこに巣食う悪魔。ここ数日間、出会ってきた登場人物達と、わたしは対話を始めるだろうと思う。きっと頭の中はそのことでいっぱいになる。 でも、その前に遡って1部と2部を読むことにしよう。
|