たりたの日記
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2004年06月25日(金) なつかしい人々


昨日、わたしの義理の伯母が94歳で他界した。
その人は父の兄嫁にあたる人で、わたしが慕っていた従姉達のお母さん。
去年の5月に、母と弟といっしょに15年振りに、その土地を訪れ、伯母さんや従姉達にも会ったのだった。
その時には、わたしの事もよく覚えていて、とても93歳には見えないほどお元気だったのに。
父の事も心配してくださっていたのに、先に逝ってしまわれた。
でも、娘や孫達に囲まれ、慕われて、強く美しく生き切ったというすがすがしさがある。
伯父はもう36年前に他界し、長男は15年ほど前に亡くなっている。
天の住まいで、伯母は愛する人達と会っているのだろうか。

親達もそうだが、高齢の伯母や伯父、お世話になった方々、みな老いていく。
こうして、離れていると顔を合わす機会もなく、葬儀にさえ行けずに心苦しい。 
ご無沙汰のお詫びに「育つ日々」を送ったところ、思った以上に反響が大きい。
長いこと病院で暮らしている父の姉からも何度も繰り返し読んでいると手紙が届いた。

今日は父の同僚で、すぐ裏に住んでいたMおじちゃんとおばちゃんから、手紙とお祝い金が届いた。母が「育つ日々」を差し上げたので、その本の感想を書いてくださったのだ。この本のことをとても喜んでくださっているのが伝わってきて、なつかしさと感謝でいっぱいになる。

このMおじちゃんは、お正月の朝には、必ずわたしたち兄弟にお年玉を持ってきてくださった。我が家はお年玉なしの家で、親戚も近くにはいないので、Mおじちゃんからもらうお年玉が唯一のお年玉でうれしかった。
もうずいぶんお会いしていない。


さて、今日は25日。給料日、そして心太日記の担当日。
心太(ところてん)日記にここ数日間ストラグルしていた文「ティーンエイジ」が掲載されています。どうぞお読みください。

また心太のトップの最後にある編集人セレクションに以前書いた「眼差しのある場所」が掲載されています。ここのトップは「育つ日々」の表紙デザインをしてくれた「おかめ家ゆうこ」さんのデザインで素敵です。こちらもどうぞ。

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