たりたの日記
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| 2004年06月12日(土) |
アンネ・フランクが日記を書き始めた日 |
アンネ・フランクのバラは5月の始めに、そのオレンジ色の花をいくつも咲かせたのですが、今また新しい茎がぐんぐんと伸び、その先には10ほども蕾が付いています。
さて、今朝の新聞で、今日は「日記の日」であることを知りました。 なぜ今日なのかといえば、アンネ・フランクが13歳の誕生日、1942年の6月12日からあのアンネの日記を付け始めたからだということです。
アンネの家族は、ナチス・ドイツのユダヤ人迫害を逃れて、アムステルダムの隠れ家に身を隠しました。そしてこの日記はアンネらは隠れ家から連れ出されて、ポーランドのアウシュビッツに送られた1944年8月1日まで書き続けられています。そしてアンネは1945年3月31日にドイツのベルゲン・ベルゼン強制収容所で病死しました。
アンネは隠れ家に寝起きする間、この日記を何よりも大切な友達として、日々の想いや出来事を綴っていきました。 アンネがその日日記を書き始めることがなかったら、わたし達はアンネという少女を知ることはなかったわけです。 彼女は日記を書き始めたその時、この日記がやがて世界中の人から読まれ、愛され、またアンネの名を持つバラまでが、世界中に広がり、平和へを願うシンボルとなるなど、考えてもみなかったことでしょう。
日記、与えられた日々を綴るという行為。 それがどんなに小さなな、何の変哲もない日であったとしても、その人が生きたというかけがえのない証(あかし)であることには違いありません。
さて、さぼらないように日記を続けていくとしましょう。
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