たりたの日記
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2004年06月04日(金) 声が届く

昨日から今日にかけて、わたしが郵送した分の本は目的地に届いたもよう。
昨日からメールや携帯や、感想掲示板に感想や届いたよ〜のメールが届いている。

実際、ここへ来てやっとほっと胸を撫で下ろしている。
まず、第一の読者はいっしょに英語学校の仕事をしているMちゃん。
買ってくれた本を、仕事の合間に読みながら「これおもしろい。もう声に出して笑った。うるうるもしたし」と言う。

「えっ、ほんと。Mちゃんがおもしろいといってくれるんなら、この本、大丈夫かも」とわたしはおおいに安心した。
なにしろ若い世代、わたしの書くものにもあまり興味ない様子のMちゃん、ウケるとは思っていなかった。

次にはわたしの10倍は本を読んでると思われる友人が2人、さすがに一気に読んで、感想を送ってくれた。
辛口のOさんの「エッセイスト賞も夢じゃない」なんていう最大級の賛辞は、かなり元気がでた。
Iさんは毎日書いている読書日記にわたしの本の感想を書いて、感想掲示板にも送ってくれるし、うれしいことにはお母様も読んでくれているらしい。

Sのところでも義母と17歳の娘さんが読んでくれてるとメールが入った。
ネットの文は読まないけど、本になった時には読むよと言ってきたFさんが、
職場から「今読んでる、引き込まれてる、感動!」と携帯メール。

そしてまた嬉しかったのは実家の母からの電話だった。
本が届いてからずっと座り込んで、夕食も食べないで一息に読んだという。
泣きながら読んだ、お母さんがすっかり忘れていたことも思い出した、
そんな風に生きてきたとは知らなかった、と感想を言った後で、「わたしは何もしなかったのに、あんたは一人でよく育ったねえ」と言うので、苦笑してしまう。
「そんなことないよ。充分育ててもらったよ。」

母は本をまずお寺さんに持っていったということだった。
そういえば、わたしは本をまず教会に持っていって牧師に渡した。
寺と教会の違いはあれ、われわれ母娘はやはり似ているのかもしれない。


それからそれから、同居人のmGがmGの日記に「育つ日々」のおすすめを書いている。なんだか、あたしがいかにずっこけているか、変な人かがまず強調されている変わった「おすすめ」ではあるが。



たりたくみ |MAILHomePage

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