たりたの日記
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| 2004年06月02日(水) |
100冊の本は旅して |
昨日、ダンボール箱2個に本が届きました。 今回の出版はゴザンスの100人のための本の企画なので、わたしの方の持ち出しはなく、また何冊買わなければならないという購入ノルマもありません。 けれども、少なくても100人の方には読んでもらいたいからと、著者購入で100冊注文したのです。
昨日はダンボールの箱を開けて、ちょっと圧倒されました。こんなに同じ本を大量に見たことがなかったからです。 しかもその本のどれにも、わたしの名前が書いてある!そんなの当たり前のことなのに心臓がドキドキし始めました。ときめきとかそういうのではなくて、どうしようという感覚。 そういえば、新生児を連れて産院から退院して来た時の気持ちに似ています。 うれしいにはうれしいけれど、さてどうしようという… この100冊は、わたしが送るなり、持って行くなりして、ここから連れ出さないことには、読まれることがないし、せっかく生まれてきたその役割を果たすことができないのですから。
わたしは箱をあけるや、とにかく10冊の注文分を2個と実家に届ける15冊の分を箱に入れ、梱包を始めました。でも3つの荷物を作ったところで仕事に出かける時間。続きは今日の午前中やり、仕事に出かける前に25個の郵便物を無事郵便局に持っていくことができました。これで予約して下さった方のところへは明日か明後日には届くことでしょう。
本はここから方々へと旅立ちました。 わたしのところには後40冊ほど残っていますが、このうち30冊くらいはほぼ行き先の見通しが付いているので後の10冊は手元に置いておいてもいいかな。
そうして生まれたての我が子のような本を無事旅に出した後、英語学校の仕事にでかけました。 そこでの最初のクラスは2歳、4歳、5歳児のいるクラスで、今、音を立てて育っているような子ども達と、子育てに専念しているエネルギッシュなお母さん達のクラス。 歌ったり、身体を動かしたり、絵本の読み聞かせを聞いたり、お絵かきをしたり、そんな中で1週間ごとに会う度に子ども達は育っているように感じます。 今度旅に出た本達はきっとこうして毎週出会う、50人ほどの子ども達にエネルギーをもらってできたに違いないと思いました。
さて、本達、無事に旅して、読者の方々のもとに行ってくださいね。
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