たりたの日記
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2004年05月10日(月) 医師と話す

雨の中、Mが検査を受けている病院へ車を走らせる。2時間みていたが、途中渋滞に合い、検査の予約時間の9時半にぎりぎり間に合う。

病院は人であふれかえっている。これだけの人が病を抱え、また、わたしたちのように検査を受けつつ、不安を抱えているのだ。
このわたしたちの魂を宿す肉体の何と壊れやすいこと。ほんとうに土の器だと思う。しかしこの土の器でもって、わたしたちは、学び、仕事をし、愛し、育む。命というものをいとおしく思う。

いったい、Mの身体の中がどういう状況なのか分らないわたしたちは、心の準備のために最悪の場合を考えつつも、どこか、大丈夫という安心もあった。しかし、9時半に来て、もう午後1時。診察の予約の時間を1時間過ぎてもまだ呼ばれない。Mなどは、待合室の椅子で、熟睡している。彼がビビッテいないのは良いことなのだろうが、この子の神経はいったいまともなのかしら。


やっと診察室に呼ばれた。
医師はこれまでの検査の結果のレントゲン写真やCTの写真を見せ、今どういう状況になっているのか、どういう疑いや心配があるのか、そのために今後どういう検査を受けていくかということを分かりやすく説明してくれた。
わたし達もインターネットで肺癌について、可能な限り調べていたから、医師にいろいろ質問することもできた。
最悪なことを予測しての検査は続けられるが、悪性腫瘍の疑いは少ないということが分かった。
今日、医者からもらうコメントで、わたし達が予想していたものとしては、最高に良い結果だった。まずはよかった。
Mの寮の部屋にしばらく居た後、3人でファミレスでゆっくりすごす。今度も掃除はさせてもらえなかった。



急性胃腸炎で入院していたHも、何とか医者にかけあって、夕方退院を果たしたようで、わたし達が帰宅した時にはもう家に戻っていた。明日のスペイン語の授業は卒業にかかっているから、どんなことをしてもミスできないらしい。

さて、病院からの請求書。4日の入院で8万円!
大部屋が空いてなかったので、個室に入れられたから、覚悟はしていたものの、ここまで高いとは思っていなかった。
二人の大学生を抱える我が家は実はこの4月から3月までが、最高にタイヘンなのだが、重なる時は重なるものだ。
せめて、わたし達は病気せず、せっせと働かなくては。


たりたくみ |MAILHomePage

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