たりたの日記
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朝、10時過ぎ、Hの病室を訪ねる。 わたしが部屋に入ると同時に目を覚ましたようだった。 熱がまだあるからか、何か意味不明なことを言う。
「ぼくは何歳なの・・・」 「21歳でしょ。おじいちゃんみたいな事言わないでよ!」
熱で頭がおかしくなってしまったのかと一瞬ぎくりとするが、単にねぼけていたようだ。意識がはっきりすると、まともに話すようになった。
一晩中、点滴を受けたようだ。まだ何も食べられない。下痢も続いている。主治医が回診にやってきて、血液検査の結果は悪くなかったから、急性腸炎だろうとのこと。一週間くらいの入院だろうが、経過が良く、食事ができるようになれば、その時点で退院となるとのこと。
Hは今学期、どんなことがあってもスペイン語の単位は落とせないから、火曜日には学校に行くなどと言っている。月曜日に退院するには、明日、食事ができるまで回復していなければならない。いくら強健なHだとしても、明日のうちというのは無理じゃないかしら。
「寝ている間、スペイン語勉強したら」 と、熱出してる病人に言ってみたりする。
「そうだね。明日、教科書持ってきて」 おっと、やる気? 勉強できるくらい元気になるといいけれど。
この日記を読んで、いろんな方々がお見舞いや励ましの言葉を下さった。 みなさん、どうもありがとうございました。
祈りに支えられているということがとてもうれしく、心強い。
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