たりたの日記
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2004年05月08日(土) H,その後

朝、10時過ぎ、Hの病室を訪ねる。
わたしが部屋に入ると同時に目を覚ましたようだった。
熱がまだあるからか、何か意味不明なことを言う。

「ぼくは何歳なの・・・」
「21歳でしょ。おじいちゃんみたいな事言わないでよ!」

熱で頭がおかしくなってしまったのかと一瞬ぎくりとするが、単にねぼけていたようだ。意識がはっきりすると、まともに話すようになった。

一晩中、点滴を受けたようだ。まだ何も食べられない。下痢も続いている。主治医が回診にやってきて、血液検査の結果は悪くなかったから、急性腸炎だろうとのこと。一週間くらいの入院だろうが、経過が良く、食事ができるようになれば、その時点で退院となるとのこと。

Hは今学期、どんなことがあってもスペイン語の単位は落とせないから、火曜日には学校に行くなどと言っている。月曜日に退院するには、明日、食事ができるまで回復していなければならない。いくら強健なHだとしても、明日のうちというのは無理じゃないかしら。

「寝ている間、スペイン語勉強したら」
と、熱出してる病人に言ってみたりする。

「そうだね。明日、教科書持ってきて」
おっと、やる気?
勉強できるくらい元気になるといいけれど。


この日記を読んで、いろんな方々がお見舞いや励ましの言葉を下さった。
みなさん、どうもありがとうございました。

祈りに支えられているということがとてもうれしく、心強い。





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