たりたの日記
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2004年02月25日(水) 夢のまわりをぐるぐると回って

 日記が20日から停滞していました。
はっと気がつくと今日も書いていないという具合に日々が過ぎていきました。ここ数日間は「夢」のまわりをぐるぐる回っていたのでした。

 毎月25日は心太(ところてん)日記にわたしの文章が掲載されるのですが、今月はテーマが設定されていてそのテーマは「夢について」というものでした。
 そのテーマにそって様々な方が書かれていて、詩やイラストもあり、とても興味深く読みました。それでわたしも、わたしの「夢」と向かいあってみたのです。

 始めは、楽なテーマだと思いました。ところが、夢に対して、なかなかフツフツした気持ちが起こらないのです。でも期日も迫っていることだし、夢の周辺のあたりになんとなく漂いながら書きました。2月23日のたりた日記に載せた「夢みたこと」がそれです。
 でワタナb編集人からはしっかり見透かされていて、差し戻しが来ました。

 そこで第2稿を書きました。今度はおもいっきり真ん中のところから書く気で、はじめに書いたものは無視してかかりました。でも、きっと読む人には伝わらないだろうな、伝わらなくってもいいやと気分はかなり「ヤケクソ」気味でしたね。2月24日のたりた日記に載せた「夢と現」がそれです。
 妥協をしないワタナb編集人は、どうです、初めて出会う方にも伝わるように丁寧に書いてみませんかと、言ってきました。

 はじめの場合も、次の場合も、言われていることは良く分かりました。言葉の言い回しや書く技術的なことではなく、わたし自身の伝えたいことへの「熱」が、その文を書くときの心のありどころが問われているのです。 
 ところがそれが難しい。わたしは夢の芯のところへなかなか居心地良くすっぽりと入れないでいました。

 昨日の朝、家族が家を出て、わたしが仕事に行く前の時間、不思議と慌しさや気にかかることがすっと消えていて、心がふっと「その場所」へと入りました。
 「その場所」に入ると指先から打ち出される言葉はどれも違った色を帯びてきます。少しも立ち止まらずに、考えることすらせずに、わたしの身体から何かが流れ出すように言葉は流れ出していきました。
 その言葉を文字に変えて、そのまま送信しました。今度はパス。いただいた評価はとてもうれしいものでした。

どうぞ夢シリーズ、最終稿を心太(ところてん)日記でお読みください。









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