たりたの日記
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2004年01月28日(水) 在宅介護サービスに電話する

さてっと、今夜も今週の私のテーマ、「日ごとの決意と日ごとの発見」へと戻って書き始めましょう。

まず今日の決意は、2月11日から15日まで宮崎の夫の実家へ行くということ。
夏までは帰省する予定はなかったのですが、夕べ遅く、義母が右手を骨折しているというニュースが入りました。今朝電話をしてみると、いつもは元気いっぱいの義母がかなり落ち込んでいるのが声の調子から分かりました。小倉に住む義姉が今週末には帰省するとのことですが、きっとわたしたちにも帰ってきてほしいのだと分かりました。それで、すぐに夫に電話し、彼が来週末、そしてその次の週末には私が帰省することを決めました。手の骨折も大変ですが、義母が病気で弱っている義父を一人で世話しているので、母が支障をきたすと父の介護も大変になります。きっと二人とも心細い思いで過ごしているのでしょう。

そして今日の発見は、全労災在宅介護サービスの存在です。義母のことを考えながら、わたしだったらどうするだろうと考えました。息子たちはまず当てにできません。親戚もなく、近所の人たちにも援助を頼むのには無理があります。そういう状況で生活を回すのに支障をきたすとすれば、ホームヘルパーの人に1日に一時間でも来てもらって、必要な買い物や家事、介護を頼むだろうと思いました。

そこで昼休みに、ネットで宮崎のホームヘルパーの派遣業務について調べてみたのです。そこで、一番よさそうだと思ったのが全労済在宅介護サービス。非営利団体で、各都道府県にあるようです。全国のリストがあったので、宮崎の在宅介護サービスセンターに電話で問い合わせてみました。
問い合わせてみてまず驚いたのは、その対応のよさでした。事務的な対応を予想していたのですが、とても親身に事情を聞き、在宅介護でどういうことができるのか説明をくれました。彼女が言うには、この在宅介護サービスには予防という意味があって、家族でどうにもかかえきれなくなって、病気や状況が深刻になってしまう前に、サポートをして、のっぴきならない状態を避けるというつもりで利用してくださいとおっしゃいました。

きっと、利用者の多くは、ぎりぎりまで介護保険には頼らず、自分の家族だけでなんとかクリアしようとするのでしょう。けれどもそれぞれに生活があり、家族だけでは限界があります。どこかに歪みがきて、介護者が病気になったり、あるいはストレスのために追い詰められたりするといった事例が多くあるのでしょう。

在宅介護のサービスがここまで利用者の心理や、抱えている問題について、
深く理解を示してくれることがほんとうに心強く思われました。そこでここなら、私たちがカバーできない週日には生活援助という目的でヘルパーさんの派遣を頼めると思いました。

義母にその情報を伝えたところ、始めはそういうサービスを受けることに難色を示したのですが、これまでは、他人の世話になることを嫌がっていた義父が自分からヘルパーを頼もうと言い出したということで、在宅介護サービスセンターと連絡を取り、さっそく明日、相談に来てくれることになりました。

今日仕事から戻ってみると留守電に、担当のKさんから、明日、夫の実家を訪ねること、またその結果を連絡してくださるという旨のメッセージが録音されていた。ほんとうに、細かい配慮に頭が下がります。

このサービスセンターは非営利団体なので、いわゆる勧誘はしないのですとおっしゃっていたが、このところ電話といえば売らんかなの電話ばかりで、こういう親身になってくれる電話の応対に久しく接していたかったので、何とも嬉しかったのです。

さて、わたしは英語学校の生徒や父兄、あるいはかかってくる問い合わせの電話で、相手のことを思いやる応対ができていただろうかと思いました。授業をきちんとやればそれでよしとしていなかっただろうかと思いました。生徒だけでなく、家族、友人、病気の人、親、兄弟、親戚、日々の配慮が充分でないなあと反省しました。
これもまた新しい発見には違いありません。





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