たりたの日記
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2004年01月27日(火) |
「美しい日本の歌」のリサイタルへ行く |
さて、今週のわたしのテーマは「日ごとの決意と、日ごとの発見」です。 昨日は動きについて、新たな決意と発見があったのですが、今日は歌うということについての決意と発見とがありました。
ハクジュホールで開かれた、波多野睦美(メゾソプラノ)のリサイタル 「美しい日本の歌」へ行ってきました。
からたちの花、この道。雪の降る町を・・・・・どれも、小さい頃から親しんできた、いわばもう身体の一部と化したようななつかしい歌の数々だったのですが、その歌を、まるで初めて聞くかのように聞いたのでした。
歌の中から言葉が立ち上がっていました。確かに聞いているのは歌なのですが、まるで詩の朗読のように、その言葉の世界が、情景や、気分が、色鮮やかに浮かび上がってくるのでした。 日本語を歌う、言葉を歌う。わたしはその言葉をほんとうに歌っていただろうかと思いました。歌う時に、言葉をほんとうに大切に歌おうと、また聞こうと思ったのでした。
どの歌もすばらしかったのですが、日本民謡集(間宮芳生曲)からの5曲には、はっとするものがありました。土着の歌の中にある高い芸術性がみごとに引き出されていました。世界に通用する音楽だと思ったのです。それが、どこの国の歌のまねでもなく、わたしたちの国、日本の土壌の中かから、生活の中から生まれた歌だからです。そして、その生活の歌が、芸術作品としての普遍性を持っていたからです。
美しい日本の歌(波多野睦美、野平一郎ピアノ伴奏)のCDがエイベックスから出ています。
さて話題が変りますが、わたしが書いた1月25日の心太(ところてん)日記が更新されています。タイトルは「死なないと思ったらなんだってできるよ」 と、なんか凄い感じなのですが、場所はスキー場。この言葉は当時10歳の長男の言葉です。どうぞ、読んでみてください。
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