たりたの日記
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2004年01月23日(金) |
それぞれのエロティシズム |
今日は午前中いっぱい掃除や家事をし、午後は久し振りにピアノを弾いた。 といっても教会学校の新しい歌や奏楽曲をピアノで弾いたというだけで、 、ピアノの楽曲の譜面を弾いたわけではないのだが。
昔弾いていた大中寅二さんの奏楽曲を弾いたら、昔通っていた教会の礼拝堂の様子がふっと浮かんできた。素朴でやさしく、西洋のオルガン曲にはない世界があるなと思う。
ずっと父のことや家族のことばかり書いていて、すっかり娘や母親のモードになってしまっていたから、今日は全然別のものを書きたくて、ゴザンスの「ことばあそび」はエロティックな詩にした。(ここで読めます空の鳥と野の花と)
エロティシズムって、男と女とではずいぶん違うなと男性の書いたものを読んで思うのだが、女性作家のものを読んでも、やはり何かしっくりこない。きっとわたし固有のそれがあるのだろうが、その表現を試みたことや、掘り下げたことはないなあ。
わたしの場合、究極のエロティシズムはプラトニックな領域の中にあるという気がしている。何を持ってプラトニックというか、それが問題だけれど、プラトンがいう、駆け引きとか世俗的な繋がりとかと無縁な恋愛関係。しかし彼は女性ははなからその領域には入れず、男性同士の間に生じる愛情に限定しているが、女をのけものにしているのがなんともしゃくだ。
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