たりたの日記
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2003年12月06日(土) |
言葉が湧きおこる時って |
土曜日の朝 とてもゆっくり起き のんびりとコーヒーを入れ しゃかしゃかとカプチーノ用にミルクを泡立てる。
昨日成城石井で買ってきたベーグル、ワイルドフルーツ入りを焼き、 白いクリームチーズをしこたま塗りつけて、 ゆっくり、ゆっくり食べた。
ゴザンスの課題3つは まだどれにも取り掛かっていないので 今朝のうちにひとつくらいは書こうと思って 食べながら考えたものの 少しも浮かばない。
では 書く前に読もうと あちらこちらをおじゃまし 掲示板の書き込みにうなずいて ほんとにそうだとレスするうちに なにやら心に変化が起こったのが分かった。
この感じ まだ言葉はひとつも浮かんではいないのに もう底の部分に言葉が溜まっているという気配がする ふわっと湧いてきたのは言葉なんだろうか、 何なのだろうか でも「書ける」と思うのだ。
ここは一息に 底に湧いている言葉を 今しがた詰まりが取れて 通りが良くなったばかりの管から 汲み上げようとばかりパソコンの上に指を置く。
現れていなかった言葉が するすると指の先から現れてくる。 お題は「やいきもいしやきいもやきたて」 はじめの文字はすでに決まっていて動かしようがないけれど そこからするするとわたしの心に映った風景がそのまま言葉へ変る
不思議な感覚。 お皿が割れた直後もそんなことが起こった。 シャンソンを聴いていて突然そんなことが起こった。 考えてみれば「ことばあそび」の文ができるときって、そんなふうだ。 頭の中でこね回している間は一行だって文章にまとまりはしないのに。 いやいや、何にしろ まずは底の部分に その何かが 湧いてこないうちは 書こうにも書けない。
そもそも その湧いてくるものは いったいどこからやってくるのか わたしの内にそれを認めはするものの どこか別のところからたち現れてくるような気配なのだが・・・
付録 <アドベントのソネット >
山の動物たちはもう冬の支度を済ませただろうか 木々はおおかた葉を落とし、その尖った枝は美しい 命たちがひっそりと静まる冬が来た もう霜も降りるだろうか、雪も舞うだろうか
いつもの夜の風景に点滅する灯りが加わる しんとした夜の闇の中に光りは言葉を発し やがて来るクリスマスの「ひかり」を伝える きらびやかなイルミネーションの中に潜んでいるメッセージ
いい子にしていたらサンタクロースは来るだろうか もう願い事の手紙を書き終えた子どもたち やさしい絵と文字をサンタは好きに違いない きっとどの子も守られている、プレゼントをもらわない子にしても
戦いの止まないこの地上に 天からの慰めと癒しが注がれますように
*ことばあそび お題は「やきいもいしやきいもやきたて」
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