たりたの日記
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2003年10月16日(木) めずらしく家にいる木曜日の午後に

美しい秋の日の午後
こういう時間に家にいることがあまりないので
この時をとどめるためだけに日記を開く

日頃であれば木曜日は朝から夜まで家の外で過ごしている。
朝のラテン、エアロ、ファンクとこなし、夕方からゴスペルの練習。
仕事や役割がないオフの日をそのように動くことに当てている。
そうしなければ、一日ぼんやりと過ごしてしまうから。
本質的にわたしは出不精。篭るのが好きだし。

けれども今日はノルマにしているジム行きをやめた。
休息の必要を感じたからだ。
身体というよりは心の。
先週末からずっと出かけていて家に一日いることがなかったから
少しバランスを崩しているような気がした。
安定感に乏しい。

台所を磨いたり、掃除したり、ただこうして書いたり、
昼間の光りの中で、誰とも、何ともかかわらずに一人で過ごすことで
回復するものがある。
そう思いさえすればできるというこの贅沢さに感謝しつつ。
(そうしたくてもできない時期があった。そうしたくてもできない
人達の方がむしろ多い。)

窓の外に広がるハナミズキの葉が紅葉し始めている。
メキシカンセージは紫色の花を咲かせるばかりになっている
夏の間のセミの声に変って、しきりと聞こえてくるのは鳥の声
走る過ぎるバイクの音すら
ひっそりと静か。





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