たりたの日記
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2003年10月02日(木) |
舞台の上から観客とアイコンタクトを取るように |
今日は一日家を空けていていたので10時過ぎまで、パソコンを開くことができなかった。まず掲示板へ行き、レスを書いて、アクセス数と投票の具合を確認するために日記を開いた。
「52」という数字が飛び込んできて、その瞬間にはっとし、その後、じわっつと熱いものが胸に満ちてきた。今まで一番多くて40票くらいだったから、 今日は特別に多い。
応援してくれたんだ、 これは「がんばれ!」という声援だ と素直に嬉しかった。
「読んでくださるだけでも有り難いのに 励ましてくださってありがとうございます!!!」
昨日は自分の自閉的な部分を色濃く出してしまい、 まるで読んでくれてる人がいないかのような表現をしてしまったけれど、 今、この文字の向こうに生き生きと読み手の存在を感じている。 ちょうど舞台の上から客席を見ているような。
何か映画のシーンかなにかになかったっけ。 誰もいないと思ってひとり舞台で演じていたら、客席に光りが当たり、大勢の人がそこにいることに初めて気が付き、同時に一斉に拍手鳴るという情景。 そんな感じ。
この4月にミュージカルの舞台に立ってみて、舞台に立つというのはほんとうに自分を裸にすることなっだなあと実感した。弱さも未熟さも含めて、わたしというものを見ていただく。そこに生まれるであろう違和感や拒否感も受ける覚悟でともかく自分をさらけ出すという行為。そのことと書くこととが似ていると今思った。
初めのうちは人から見られているという意識を敢えて持たないようにし、客席の人と目を合わせないようにするのだが、次第に肝が据わってくるとしっかり観客の顔を見ながら歌ったり、演じたりするようになる。それはやっていることに自信ができたり、うまくなったからというのではなく、何かふっきれるものがあるのだ。どういうわたしであっても、どのように見えようともあなたと繋がりたいと、おもいっきり前方に差し出す手のような。
そんな風に書いていきたいと思う。
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