たりたの日記
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2003年10月01日(水) |
書いてはきたけれど、書いてはいるけれど |
わたしにとって書くということはどういうことなのか。 わたしは何か「伝えたい」ことがあってそれを伝えているのだろうか。 わたしは果たして読み手を意識し、その人たちと繋がることを意識して書いているだろうか。 今日はそんなことが頭を巡っていた。
ひとことに書くといっても、人それぞれにその動機や、書き続ける原動力は違うのだろう。
あることがらを伝えるために書く。 ひとつの架空の世界を作り上げることを目的として書く。 自分の日常の記録として書く。 ひたすら、読み手を楽しませるために書く。
そしてわたしはひたすらわたしのために書いているのではないか、と、そんな問いかけが起こる。 実際そうなのだ。
自分の心に蠢いていること、外に出さなければ、次の一歩を踏み出せない言葉を綴ることで、自分のその「時」と折り合いをつけ、何がしかの決着をつける。おおよそ読み手のことなど考えてはいない。もし誰かを意識しているとするなら心に湧いた喜びも不安も混沌もそのまま投げかける、神。 だからわたしにとって書くことは祈りのようなもの。
しかし、書くということの異なる側面を自分の内に養いたいと思っているのもまた確かなこと。伝えたいことをそのままにきちんと伝えている文。思いっきり架空のストーリー。読み手を楽しませることができる文。
ともかく今、抱えている課題にしばらく向かいあってみよう。 今日から始まる新しい月はこういう月なのかもしれない。
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