たりたの日記
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2003年09月22日(月) |
繋がりが繋がりを呼んで |
この女性会議に参加することには実はもうひとつの目的があった。この時と場を借りてネットで知り合った友人とオフで会うこと。共に関心と興味を寄せることにいっしょに参加するオフ会というわけだ。
受付を済ませて会場で待っていると、ほどなくミキさんとミキさんのお母さんが会場にいらっしゃる。ミキさんとはこの夏、1度会っただけなのに、すっかり昔からの友人のような気になっていた。この会の常連でもあるミキさんの存在は心強い。この夜は「アジアの女性達との連帯」というプログラムを選ぶ。タイ北部の少数山岳民族カレンの女性達を支援するプロジェクトのことを知った。
マキさんが9時過ぎに到着した。いっしょに夜の会(プログラム終了後のおしゃべり会)に参加し、わいわいと様々な人が話す中で、私たちも話しに花を咲かせた。時計が一時を回ったので部屋に戻り、さらに隣の部屋のマキさんとまたひとしきり話す。マキさんと会うのは初めてのことだったが、これまでネット上で話し、ビデオやCDや本などを送ってくださったりしていたので、共通の話題はいくらでもある。風呂に入り、ベッドに入ったのは午前3時を回っていた。
翌朝、全体プログラムが始まった頃、ポポロが到着し、これで4人揃うことになる。窓の向こうに木立が美しい、喫茶ルームで、サンドイッチとコーヒーのお昼を食べながらのオフ会。普段、ネット上で言葉を交し合っている人達と顔を合わせていることが感慨深かった。
この日は午後、「セクシュアリー.ワークショップ」、夜に「シネマに見る女たち」のプログラムに参加し、その後の「夜の会」と進み、またまた夜更かしをしたが、それでも昨夜より一時間早い午前2時にはベッドに入る。
今回の女性会議はそもそもこの夏、佐世保教会を訪問した際にミキさんから、お誘いを受けたのだった。今年は東京が会場だというので、それなら一日だけでも日帰りで参加してみようと申し込み用紙を出した。しかし、どうやら泊まることに意義があるらしい。そこで一泊の希望を出し、数日後には、やはり3日間通しで参加するよう再度変更した。
観光旅行やパーティーとは異なるこういう時はそれこそ、学生の時以来だったかもしれない。場所も大学の寄宿舎のような宿舎で、まさに合宿のような感じだった。こういう時間が1年に一度でも持つことができたらどんなにいいだろうとは話したことだった。
教会女性会議は今年で15年目だということだが、実は偶然にも、その会を始めた一人であるY先生にたまたまお会いし、第一回の会のこの会のことを聞いているのである。また九州の知人が送ってくれた写真が、この会に参加した時のおので世界は狭いと驚いたのだった。当時は小さな子ども達を抱えて日常に追いまくられる日々、そのような会に泊り込みで参加するなど考えても見なかった。
しかし繋がりが繋がりを呼んで、15年経った今、こうして参加することとなった。気にかかっていたフェミニスト神学宣教センターのメンバーの方々とも出会い、アメリカの教会で参加して以来、これも気になっていたセクシャルマイノリティーの方々との出会い、さまざまなことが一度に繋がるような不思議を感じた。
明日は参加したプログラムのことを書こうと思う。
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