たりたの日記
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2003年08月15日(金) 「ジム&風呂」はワタシ的には最高の組み合わせ

お盆の3日目、ようやく夫が休みになったので、この日こそどこかへ出かけようということになっていた。去年の4月以前、つまりわたしたちがジム通いを始める前であれば、行くところは唯ひとつ、温泉と決まっていた。といっても何も若い頃から温泉だけに行っていたわけじゃあない。山やキャンプ場、美術館にコンサートに映画と、我々も人並みにアウトドアと文化的なこと全般に興味と関心を持っていた。赤ん坊を背負ってゴッホ展なんかを見たし。2歳児を連れてテントも張った。

ところが40代に突入するや、興味の対象がいきなり風呂、温泉に集中してしまったのだ。それも二人とも。週末になるのを待って温泉へ出かけ、週日であれば、仕事帰りにスーパー銭湯で落ち合い、湯気を立てた体で電車に乗って帰ったりもしていた。そういう我々を見て親や子ども達や友人達は言葉にこそ出さないまでも、内心かなりあきれていたに違いない。我々とて、それがいかに気持ち良いものであったとしても、あまりに年寄りじみているんではないかと多少の後ろめたさがなかったわけではない。

しかし、人間ってどこまでも変化するものである。お湯にさえ浸かっていればよかった我々が、エクソサイズを追い求め、暇さえあれば、ジムに通うようになろうとは誰も予想していなかったに違いない。ところが、我々はあの頃の風呂にあくがれるのと全く同じ感覚で、今は何よりジムへ行きたいのである。

そこで、休日のイベントとなれば今度はジム以外はない。ところがいつも行きつけのスポーツクラブがお盆の3日間は休みになる。しかし、幸いなことに夫の会社の健康保険組合がそのスポーツクラブと提携しているので、同じ会員証で全国どこの施設でも使える。ここがだめならあそこという具合に、近隣のジムへ行くことができるのだ。我々はお盆の時期に空いている川越のスポーツクラブに目を付けた。うれしいことにそこにはスーパー銭湯が併設されている。我々が一番目と二番目にしたいことが一つの施設になっているわけだ。こんな幸福なことがあるだろうか。どっちもできるなんて。

昼過ぎに着いたので、まずストレッチやランニングをしてから、ボディーパンプのクラスに出た。我々がいつもやっているのと同じ動きなので、知らない人たちの中だとはいっても、慣れた感じでいっしょにやることができた。わたしはその後、90分のエアロビックス、イベントに参加した。この日はエアロビックスの世界選手権で2位というSインストラクターが指導してくれるらしい。わたしはいつもラテンやファンクのようなダンス系や、ヨガ、太極拳といったヒーリング系ばかりをやっているから、エアロは全然慣れていなくて、方向が変ったり、動きが早かったりすると、おたおたしてしまう。でも知らない人達の中だったからかそれほどプレッシャーを感じずにそれなりに楽しく動けた。

いつものジムの小さなお風呂とサウナでも充分満足しているのだが、ここのスポーツクラブのお風呂の施設はもうゴクラクものだった。3種類のサウナ、薬草湯、木炭湯、打たせ湯に寝湯にジェットバス。ここはお風呂の施設がメインで、スポーツクラブがおまけという感じすら受ける。
それにしてもハードな運動の後のお風呂は格別だった。
老後にはこういうジムとスーパー銭湯に歩いて行けるところに住みたい。それに図書館が近くならもう言うことはないわ。





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