たりたの日記
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2003年07月03日(木) |
詩を歩いている、と思う時がある |
時々、というよりはもっと多く 「わたしは今、詩を歩いている」 と思うことがある
どこからともなく降りてくる言葉を書き留める その時のこころもちで歩いているのだ
命の源から流れ込んできた水がひたひたと満ちてゆき きいんと冷たく、それでいて焦がれるように熱い気分
詩を歩く時 詩を書くというのではなく
活字として読める言葉でも 音にして聞ける言葉でもないけれど アジサイの鮮やかなブルーの重なりやら どきりとするほどくっきりとしたクリの葉の葉脈や ぱしりっと水はねの音と共に走り過ぎる車でさえ わたしの足取りの背景におさまり 詩になる
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