たりたの日記
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2003年05月07日(水) 夜の庭、花たちは話しをしているに違いない

昨夜もそして今夜も、夜の12時頃、ひとり庭に出て、しばらくの間そこにある椅子に座っていた。光りのほとんどない庭は花も木もみなシルエットになってその生き生きした色や形は見ることができない。それなのに昼間の植物にはない魅力がそこにはあって、なかなか立ち去れないでいる。

夜の植物の魅力。今朝の掲示板の書き込みの中でPさんが植物が言葉を理解するということについて書いていたが、植物たちは深夜にはよりいっそうかしましく話しをしているのではないかとそんな気がしてしまう。というのも、夜の庭には昼間の庭にはない、ひとつの空気があるからだ。この空気のことをどう言葉にすれば良いのだろうか。なにかなまめかしい、濃密なエネルギー。きっと植物たちはこの時間、たのしくおしゃべりしたり、愛を告げたり、演説をしたりと熱い思いで過ごしているのだろう。

今夜は風が強い。はなみずきの枝に吊り下げているウインドチャイムが風の微妙な動きを微妙な音に変える。だからこのチャイムの音は風の作り出す音。
しばらくその音を楽しんだが、今夜はチャイムを木の枝からはずす。夜中じゅう風に吹かれて音を立てれば、眠りをさまだげられる人もいるかもしれない。
花や木がこのウインドウチャイムの音を気に入っていることは知っているが。





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