たりたの日記
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2003年04月14日(月) 宣言、脱ぎます!

脱ぐと言っても、HPに声や顔のみならず裸体までを晒そうっていうんじゃないので悪しからず。

確かに一年半前、ここにダイエット宣言をした時から10キロ減で、これはもうりっぱに、使用前、使用後のモデルにだってなれそうだが、そのモデルを買って出るつもりもない。

わたしが脱ぐのはファンデーション。
つまりすっぴん宣言というわけ。オトコの方は、あるいは化粧しないことを常にしている方にはこの決意がどれほどのものかちょっと分らないと思うが、これは私的にはちょっとした革命。

出かける時に、まずすることが顔の壁塗りと決まっていた。いえ、それが好きというのではなく、そうしなければならないと思い込んでいた。特に人と会ったり、仕事に行く時にはいわゆる身だしなみとして不可欠だと。肌の具合が良くないのであれば、塗って隠せば良いとばかりに。

ではなぜ、「脱いで見ませんか、ファンデーション」というキャッチに載せられてまんまとその気になったか。それでちょっとばかし高い化粧品をどんと揃えてしまったのか。

それはミュージカルでごいっしょしたMさんの影響。彼女60歳というのに肌はつるつるしかもすっぴん。20は若く見える。わたしは10は若く見えるといわれて嬉しがったりしていたがそんなもんではない。しかし、それが彼女の使う化粧品の故だと聞いても「そんなはずはない。それはあなたの肌が特別なのだわ」と内心思っていた。私のように若い頃からにきびに悩み、化粧品にはすぐかぶれるという難しい皮膚を持つ身としてはすっぴんのつやつやなんて望んだこともなかったから。せいぜい、負けない化粧品を見つけるのがせめてものこと。

ところが、ミュージカルの公演で一日中、あのドーランを塗りたくっていたにもかかわらず、肌が荒れるどころかつやつやしてるではないか。これはきっとドーランを塗る前と取った後にメーキャップ担当のMさんが用意してくれた秘伝の基礎化粧品で肌を整えておいたからだと思った。


それでMさんのお誘いを受けて、そのイナータスとかいう化粧品のフォーラムへ行ったのだが驚いた。その会社の64歳の創設者も、またインストラクターの方たちもみなすっぴんのつるつる。ファンデーションをつけていない素肌は自然で美しくみずみずしい。若い子たちがつるつるすべすべというのなら話しは分る。しかしそこにいたのは、みなわたしと同じかそれ以上の年齢の人達。これはいったいなんだ!

というわけで、「あなただって、こういうふうになるわ」と言われたその言葉を信じて脱ぐことを決めたという次第である。
今日で5日目。仕事も教会もデパートもすっぴんで。でもすでに肌のコンディションが良く、しわさえも消えてしまったかのよう。誰からも顔色悪いねとか、化粧もしないでどうしたの?なんて言われなかったし、ジムで運動している時も鏡に映ったわが面はいつもより若くみずみずしく見える。だいたい、ファンデーションなんて皮膚呼吸を妨げているわけだから皮膚に良いはずはないのだ。ただ素顔になるのが怖くて一枚面をつけていたのだ。

さて、さて、そもそも、私の方向というのは心をすっぴんにしてことがらに向かうということだった。いつの間にか身につけてしまったいろんな「らしさ」や窮屈な「枠」から自分をひょいと取り出して、本来の自分の顔をしようと思ったのだった。ファンデーションを脱ぐだけでなく、心に重ねられた薄皮もハラリ、ハラリとさらに脱いでいくのだと決意も新たな春。





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