たりたの日記
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2003年03月19日(水) 戦争、この忌まわしいものが

戦争、この言葉の形も響きもひどく嫌い、吐き気がするほどに。
しかし、また、誰もが忌まわしいと思っている戦争が行われようとしている。
戦争は起こるのではない。起こすのだ、人間が。
人間が人間を殺すという選択をあえてするのだ。

なぜ?

何のために?

The answer, my friend, is blowin' in the wind

The answer is blowin' in the wind

かつてボブディランが歌ったように
その答えはただむなしく風に舞うだけなのか。
わたしたちはどうすればいいのだろう。

2001年09月12日、同時多発テロの翌日の日記を紐解いてみた。
あの時、心の内側から出てくるままに言葉を綴った。
あの時受けたインスピレーションは
絡まってしまった糸を力まかせにひっぱるのではなく、
辛抱図良く、ゆっくりとほどいていかなければならないということだった。
絡まった糸はほどけるどころか、さらに絡まってしまったというのか。
もう一度、ここに記しておこう。


  ほどいていく


ほどいて ほどいて
わたしの国を、あなたの国を
ほどいて ほどいて
わたしの言葉を、あなたの言葉を
ほどいて ほどいて
わたしの歴史を、あなたの歴史を
ほどいて ほどいて
わたしの神を、あなたの神を

わたしたちではなく、わたしに
あなたがたではなく、あなたに
それぞれがそれぞれと向き合うのです
ひとりっきりで立つのです
なにもかもほどいてしまって
あなたと わたし 
同じ命のみなもとへとたどりつく

1本の木がすべての木とつながっているように
ひとつの花はすべての花とつながっているように
一つの命はあらゆる命とつながっている

わたしの国は、あなたの国
あなたの言葉は、わたしの言葉
わたしの歴史は、あなたの歴史
あなたの神は、わたしの神

ほどいて ほどいて ほどいて
ほどいていけば・・・・





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