たりたの日記
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2003年03月07日(金) |
ぶっとび卒業式は着ぐるみもあり! |
次男の通う高校の卒業式のぶっとび具合については聞いてはいたが、果たしてそれはなかなかのもんだった。 まず卒業生の格好。スーパーマン、カーボーイ、アルプスの少女、着物に袴、自分たちでこしらえたとおもわれる奇抜な衣装、大きな熊の頭が他の子たちを見下ろす感じの着ぐるみの子までいれば、体育館はハロウインかコスプレパーティーの雰囲気。
卒業証書授与式が始まりクラスごとに呼名が行われる。名前を呼ばれて立ち上がった生徒達、個性的なのは彼等の出立ちだけではなかった。表情が実に生き生きしている。これから何かが起こるという興奮のようなものが見て取れる。始めのクラスの名前がすべて呼ばれるとクラス全員が彼等の担任に○ちゃん愛してるよ!と叫ぶ。女性教師はそれに答えて 「みんな愛してるよ」と応じる。クラスの担任への言葉はさまざまで教師の応答もそれぞれに個性的だった。
代表で卒業証書を受け取った生徒はスーツ姿で何かをするようには見えなかったが卒業証書を手にするや、それを高く掲げ、やおら腕まくり。なんとその腕には刺青?と思ったが腕に何やら文字が書かれているのだった。前の方からどよめきが起こる。私のところからはその文字は読めずに残念だったが、後で息子に聞くと、彼の腕に書かれた言葉は「N高、最高」だったらしい。ちなみに去年の生徒会長は卒業証書授与の時、壇上でやおらカメラをと取り出し、校長先生とツーショットの記念写真を撮ったらしい。
さて卒業生からの記念品贈呈の運びとなり、いかしたジャケットにぴったりしたチェックのパンツのおんなの子が壇上に上がり目録を読む。 「ひとつ、ジェットヒーター3台。ひとつ、卒業式第2部 」 ということで卒業式に引き続いて卒業生自らが企画した卒業式第2部がそれから実に4時間続いたのである。
この日はあいにくの雨。体育館は思いの他冷え込みが厳しく、この日、予定していたブラウスとスーツをやめてセーターとパンツにジャケットそれに厚手の靴下という格好に変更しておいて正解だった。それでも寒さは骨にまで達してきたもの。この寒さの中、ノースリーブのドレス姿の女の子たちもいて、風邪をひくのではないかしらと心配だった。しかし、この寒さと裏腹に、卒業式第2部が始まるや、卒業生、在校生のみならず教師もまた親達も異様な熱気に包みこまれていった。この2部については明日続きを書くとしよう。
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