たりたの日記
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2002年10月01日(火) 書くという行為が

書くという行為がふっと分らなくなる
私は何を書こうとしているのか
どこに向かって書こうとしているのか
方角を見失ってしまったような所在無さ

いつの間にか
あの一点へ向かって書くといことをしなくなっている
それなら一体何に向かって言葉を紡ごうとしたのか
響きあう音を聞きたいと願っただけ

あぁ、でもいったい、何とどう響き合いたいというのだろう
人とではなかったはず
風や花や空と響きあい
それで良いのだと思っていたはず

放ってしまった言葉
手の中から抜け出してしまった言葉
扉を開けてしまったことは
良かったのだろうか


たりたくみ |MAILHomePage

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