たりたの日記
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夏休みというのは世の母親にとってこの上なく面倒で「休み」などではないものと相場が決まっている。だから子ども達がまた学校へと行き始める9月を心待ちにするものである。昼間の喧騒や毎日の昼食の準備や宿題の手伝いなどと比べれば、早く起きて弁当を作ることの方がまだましだと思える。
ところが今年の夏休みはそうではなかった。大学生の長男は暇な時間はアルバイトに出かけるので朝家を出ると帰宅は深夜。高校3年生の次男は大学受験を控えているので朝には予備校の自習室へ行き、帰宅は9時過ぎになる。お昼の心配もいらず夕食の支度など8時からでも間に合う。子どもが育つということは何といいのだろうと思いつつ私はひとりの時間を楽しむことができた。
そういう夏休みの中で今日は唯一の例外の日。次男が今日は受験勉強の中休みをするとかで自習室には行かず家でごろごろする日と定めたようだ。人間そんなに毎日集中が続くわけではない。そんな日も必要だろう。今日はお昼ご飯も作ってあげようとジム行きはやめて家にいることにする。朝は久し振りに長男と次男が顔を合わせ、「夏休みってこうだったよね。いつも家にいて、ごろごろして、テレビ見て、、、」などと少し前までの夏休みを懐かしんでいる。
家でごろごろされる分はまだいいにしても、このテレビの音っていうのは、なんとも嫌い。自分が見ているのならまだしも、見ていないテレビの音だけが隣の部屋から聞こえてくるくらいおじゃまなものはない。本を読んでも集中しないし、歌の練習も芝居の練習もちょっとやる気が起こらない。せいぜいPCに向かうことくらいである。でも、ま、一日くらい、こういう日があってもいいか。
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