晴れ晴れと朝を迎えている。久し振りに良い眠りを眠った。眠りの中で、まるで滞りが解きほぐされたように、言葉の泉が満たされている。立ち止まったり、じだんだふんだり、後戻りしたり、そんな内面の旅でも、突然のように新しい平原が目の前に広がることがある。その広々とした広がりの中で深く息を吸い込む。さて、スーツケースのふたを閉めてふるさとへの旅にでかけよう。