たりたの日記
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帰省の日が迫ってきた。今回は夫もいっしょに行くので子ども達だけが残ることになる。食べ物のこと、洗濯のこと、掃除、花の水やり、気にかかることは山ほどあるし、抱えていることを中断して全く別の時間が流れるところに入っていくことに、これまで以上に心もとなさを感じている。
旅というのはそういうものだろうが、いったん日常の外に出るとそれまでの生活がすっと遠のく。実家の台所で食事の支度などをしていると、もうずっとここに寝起きしているような気がしてくるから不思議だ。それまで見ることのなかった朝の連続テレビドラマを見ながらお茶を飲んだりする。母に付き合い、昼も夜もドラマやなにやらを見ることになる。私がPCに向かっている時間がそのままテレビの前で過ごす時間になるわけだ。それはそれで時間が過ぎ、それまでの自分と違ったものになっていく気さえする。
しかし、ここ最近、私のPC依存度は大きくなっている。あまりにそこに気持ちと時間を取られるので、掲示板への書き込みをやめたが、それでも日に何度となく開いては書いたり、読んだりしているのである。10日間、PC無しに生活することができるだろうか。今の日常を抱えていることがらをすっかり忘れてしまうことができるのだろうか。もしできるのだったらある意味それは好都合かもしれない。なにか煮詰まっている感もあるのだから、一度火を止めて、自分を外側から見てみるのもいいかもしれない。
今日は帰省のための準備をするのだが、本やCD、そしてノートなどの準備も注意深くしよう。少しでも私自身内的生活の渇望が和らぐように手段を講じなければ。
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