たりたの日記
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2002年07月01日(月) 掲示板

いつからだったのだろう。

あんなに苦手だった掲示板、自分のところのそれさえ煩わしかったのに、そこに何かをみいだそうとしていた。
そこで分かち合おうとしてきたものは何だったのだろう。
わたしなりに心にあることを、わたしにとってのほんとうをそこで分かち合おうとしてきたことは確かだ。単なるうわべだけの議論や知識のひけらかしや自分の世界の押し付けだったら、わざわざ書き込んだりしない。そこで交流が起こることを、お互いに影響しあうことを期待したからそこに自分を持っていけた。

でも、そういう気持ちがばっさりと切られる時、何か自分のやっていることがひどく心もとなくなる。力が抜けていくこの感覚は、自分を開きすぎた時、相手に対するプロテクションが十分でなかった時に起こる感覚。ぐさりと言葉の不意打ちにあった時に。そこのところから、きちんと向かい会って話そうとしても、しょせん姿を見せないで成り立つコミュニケーションの世界。心を割っての会話が成り立つなどと思うのは幻想にしか過ぎないのかもしれない。こういうことを避けるために、私は外へは出て行かなかったのではなかったか。人と魂のレベルで交流することに慎重ではなかったか。

顔と顔を合わさないコミュニケーションの中にふくまれる危うさに十分気づいているはずだったが、いつの間にかその罠に落ち込んでいた。しばらくわたしがもともといた場所へ戻ることへしよう。開いた扉も閉じないわけにはいかない。



たりたくみ |MAILHomePage

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