たりたの日記
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2002年05月11日(土) |
ちょっと足が地上を離れていた |
ここのところロウになったりハイになったりといろいろ忙しかった。 こういうのはホルモンのバランスとか、いわゆる体のリズムによるのだろうか。でも鬱なら鬱で出会うものがあるし、躁の時にはその時にしか訪れないことがある。半分そういう自分に翻弄されながらも半分はそんな自分を客観的ながめていた。今は中心から離れて足は空中に浮かんでいるけど、やがて中心にもどるし、足も地上に下りてくると信じることもできた。それまでの間は非日常の自分をゆらゆらとただよっている自分を楽しもうと。
やっと中心に戻りはじめていると感じる。キャロルキングのCD(Love Makes The World)を聞かないでは一時もいられないようなクレイジーな感じから解かれたようだ。その代わりに同じ曲を聴いても、あの信じ難いような幸福感は起こってこない。でもそのお陰で音楽は私の細胞にすっかり刷り込まれた感じがする。今後この曲を聴く時に、この時の自分や時間、見たこともいっしょに思い出すことになるだろう。そうやっていくつかの音楽と蜜月の時を過ごしてきた。 若い頃にはこういうクレイジーな感覚は日常的に起こり、そのつど、何かに夢中になって自分を投入してきたが、しばらく私は中心からそれることはなかった。安定はしているが、世界も広がることはない。不安定な自分になることで出会ったことのない世界に飛び込んで行き、そこでの自分を見つけることができる。こういう不安定さも私になっていくためのプロセスなんだろう。
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