たりたの日記
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2002年04月19日(金) |
つくしんぼ、英語と歌とジャズピアノ |
小さい子たちは好きだ。幼稚園とか保育所といった小さな子たちがたくさんいる場所のエネルギーが好きだ。とりわけ大人のルールで仕切られたり、躾けられたりしていない自然のままの子どもの姿を見ることのできる場所が好きだ。 2ヶ月に一度、近所のつくしんぼ保育室で英語の歌と遊びの会に行くのを多少緊張しながらも楽しみにしている。
今日はネット仲間で偶然にも同じ町の住人だったナベトモさんをゲストにお呼びし、英語の歌にジャズ風の伴奏を入れていただいたり、園長のTさんと私が日本語と英語で読み聞かせ「はらぺこあおむし」に即興でバックに音楽を入れてもらった。また英語の歌遊びの後は、童謡のメロディーをジャズ仕立てで演奏していただく。一人の女の子などはおもちゃの太鼓を持ってきてピアノの傍らで一心にセッションをしているつもりになっていたし、目を閉じて気持ちよさそうに音に身を任せているお母さん方もいた。「おべんとう」の歌や「どらえもん」の歌ディズニーの歌のリクエストもあった。そして大方の子ども達は音の流れる空間でいつものように笑ったり転がったりおもちゃの取り合いをしていた。若いお母さんや小さな子どもたちが40人ほどのオープンハウスとなったが果樹園を後ろに見ながら開け放たれた縁側とそれに続く庭にくつろいだ感じのお母さん方や子どもたちの遊ぶ姿を見るのは楽しかった。 コンサートといった固苦しいものではなく、日常の空間の中に非日常の音が流れることでその場の空気が全く違うものになることを大人も子どもも楽しんでもらいたいというのがねらいであり、その試みは成功したと思った。お母さん方が母親の立場からふっと自分に戻る、そんな時と場所がもっとあってもいい。
音楽療法の本を読んだり、ワークショップに参加したりしたことがあったが、音楽が人の心に働きかけることについて学んでみたいと思う。これまでの技術や音感を見につけさせるための音楽教育とは違った視点で音楽の教育や治療への働きが取り上げられるようになった。音楽の厳しさにこっぴどくやられある意味トラウマにもなっている私の「音楽」を底のところから開放してあげたいとも思っている。
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