たりたの日記
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今日は小学校5年生の英語クラスの今年度最後の日。 お母さん方をお招きして1年の成果を見ていただいた。それが終わるとなんとも開放感に浸って夫のCDコレクションからCARMEN MCRAEの歌うセロニアス・モンクを選び出し聞いている。他にも気が重かったことの解決があり、心も体も晴れ晴れとしている。寝つきだけは誰にも負けない私が昨晩は何だか眠れず、朝4時から起きていたのだが、今は様々な緊張から開放されて心地よい。そういえば、ジャズの和音は緊張と解放を繰り返していると聞いた。このホアンとした解放感はその前後に緊張をもたらす和音があるからなのだ。そういえば、モンクはジャズが好きになったきっかけだった。音の向こうにその時の気分が浮かびあがる。クラッシク音楽の勉強に辟易としていた時にさわやかな風のように吹き込んできた音、自分のいる世界とは違う魅力的な音だった。そうそう、一人でジャズ喫茶に日参していたのもこの頃だった。自分とは違う世界の人間たちの中に身を置く居心地の悪さは無くもなかったが、そうすることの必要に迫られていた。そうでなければ「音楽」することの苦しさに押しつぶされそうだった。貸してとも言わないのにジャズのレコードを押し付けてきた昔のmGが後に連れ合いになったのも、あの「音楽」の苦しさや緊張と無関係ではないような気がする。
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