たりたの日記
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今日は教会学校で話をした。本当は長男のHの当番なのだが何しろいつ旅行から戻る分らないので当てにできない。結局、Hは昨日の夜帰ってきたのだが、もう話の準備をしていたのでやはり私が話すことにした。Hには来週やってもらおう。
今日の聖書日課は「ラザロの復活」の箇所だったが、どうしても伝えたいことがあって聖書は別の箇所を選んだ。マタイによる福音書6章の25節から34節まで「空の鳥、野の花」のところだ。昨日星川ひろ子さんの講演に行ったことを話し、「ぼくのおにいちゃん」の絵本の読み聞かせをする。その後、私の甥がその絵本のおにいちゃんとそっくり同じ障害を持っていることを話す。絵本のおにいちゃんのように家族は困らせられることもあるし、私もがぶりと噛み付かれたりしたこともあるけど、いつも楽しそうなその子の傍にいるととても優しい、うれしい気持ちになってくることを話した。絵本のなかのおにいちゃんも、私の甥も家族の中でとても大切な役目を果たしている特別な存在なのだ。空の鳥は種も播かず、刈り入れもせず、倉に納めもしないが神様は養ってくださる。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の花でさえ、神様は美しく咲かせてくださっている。空の鳥や野の花はそんな神様の愛を、命の不思議や尊さを私たちに教えてくれている。私たちの周りには体が不自由だったり、知能が遅れていたり、様々なハンディを持っている人たちがたくさんいるけれども、神様はそんな人たちを通して大切なメッセージを私たちに伝えている。そのメッセージを聞き取れる人であってほしい。この社会では何もできない役に立たない人のように思われて入るかも知れないけれど、ほんとうは神様の国に一番近い人たちではないかと思う。 そんな話を子どもはまっすぐな眼差しを向けて聞いてくれていた。最後に障害をも持つ保育園の先生とこともたちのかかわりを描いた「ぼくたちのこんにゃく先生」を読む。絵本を出したら、一人の男の子が「あっ、コンニャク先生だ」と声をあげた。どうやら彼の方がコンニャク先生との付き合いは長いらしい。私は昨日出会ったばかりだもの。星川さんの仕事がここに広がっていることを思ってうれしかった。
それにしても不思議。目黒に出かける前にHPの掲示板をのぞくとネモさんから「空の鳥野の花」というクリスチャンの方のサイトのご紹介があった。アドレスをクリックすると讃美歌ならぬ、ジョンレノンのイマジンが流れてきて、私はそのサイトにはや興味を持ち、しばらくそこで時間を過ごしたのだった。出会いたいもの、出会う必要のあるものにはこうして出会う道筋が与えられる。感謝!
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