たりたの日記 DiaryINDEX|past|will
実家に帰る目的のひとつは日頃何の手伝いもできないから、まとめて家の掃除や片付けなど母の不得意なことをやることである。いつもなら私は時間を惜しんで片付けに専念する。ところがひき始めていた風邪がすっかり悪くなり5日は朝から夜まで一日中寝込んでしまった。熱はないのに、体中がぞくぞくし、皮膚がひりひりするあの風邪特有な気分だ。とにかく眠った。それにしても来客や電話の多いこと。朦朧とした意識の中に客の話し声が入ってくる。不意の客など来ることのない私の日常では玄関先で客がかちあったり、2人の人が同様にたくわんを持ってきたり、そしていっしょにお茶をしたりというようなことはとても考えられない。それにしても帰省してきた娘が風邪で寝込んで起きてこれないなんて格好がつかないではないか。そう思いながらもさらに深い眠りに引き込まれていった。
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