たりたの日記
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2002年02月25日(月) 新聞の記事がファックスにて届く

いつもこまめに新聞を読む友人のFは時折、私が好きそうな所を切り抜きファックスにて送ってくれる。実に得難い友人である。
だいたい私は新聞を開かずにいることの方が多いから同じ朝日新聞が届けられるというのに友人が届けてくれるファックスを見るまでは気がつかないという始末。いつも大切な情報や好きな記事をみすごしているのだろうなあ。

今朝Fが届けてくれたファックスは日曜版にあった高橋たか子のコラムだった。「いつもそばに本が」というタイトルの記事で3回に渡って連載されるらしい。彼女は私が高橋たか子に入れ込んでいることを知っている。

ー小さな白い壁の部屋で「生涯の本」と向き合うーという小見出しがついている。すみに小さな祈りのコーナーのある廊下で執筆中の作家の写真もあった。以前に見た写真と随分印象が違っていた。何か人を寄せ付けない感じをうけたものだったが、この記事の写真は何かそばに行って話しかけたいような印象を受けた。
彼女の書くものを私はとても好きだ。この短い記事の中にも彼女特有の世界がある。「私は、その場所が何の音もないところであるならば、この無音の中にいつまでも何もせずにいて倦きないのであったから。」というところなどいかにも彼女らしく、また私の共感するところだ。
以前この日記のどこかに私はこの作家の書くものは好きだし読み続けるだろうが決して会いたいとは思わないと書いたが今日はそのことを訂正したい気持ちになった。この人に会ってみたいとそう思う。


たりたくみ |MAILHomePage

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